「ダイエットしよう」と思って、筋力トレーニングの本やヨガの動画をみる。そして「よし、やるぞ‼︎」と思って運動を始めた。そして翌日も「なんとかやるぞ」と思って運動した。そして3日目、「今日はやらないくていいかな」との思いが浮かんで、運動しなかった。そして、その次の日も・・・。

よく言う3日坊主ってやつですね。多くの方が経験し実感していることでしょう。
セミナーを受けたり、本や動画を見たり、友達や同僚から意見を言われたことで、その時はやる気が湧いてきて、行動した。けれども次の日また次の日と時間が過ぎるたびに、やる気がなくなり行動が続かなかった。そして、結果として何も変わらなかった。

もちろん、やる気は必要です。ですが、「やる気」は続きません。「やる気」になっている時、「頑張るぞ」と思っている時は、心身にとってエネルギー過剰な状態です。
エネルギー過剰な状態は長くは続きません。頑張り過ぎると疲労が溜まり病気になってしまうように、やる気も維持するには心身に負担がかかるため、長くは続かないのです。

そして行動も、その場限りや継続しなければ、結果には繋がりません。ダイエットでも数日運動しただけでは、目標体重や体型を維持できないように。
ですから、やる気だけでは継続的な行動には繋がらないのです。

セミナーや勉強会などで隣の人に声をかけようと思ったけど、どう声をかけていいか分からず、何もできなかった。お客さんに適切なサービスがあったが、上手く説明できなかった。クライアントさんから無理に相談をされたが、泣く泣く承諾してしまった。
ダイエットのために朝起きて運動しようと思ったが、朝の時間帯にやることがたくさんあり、ドタバタして、結局運動が続かなかった。

このような経験をしたことはないでしょうか？

これらのことは「やる気」があっても適切な行動には繋がりません。
なぜなら、「何と言えばいいのか」「次に何を言えばいいのか」「何をしたらいいのか」という『思考』が入ると人は行動が止まってしまうからです。そして、思考が入ると多くの方はネガティブな思考になったり、やらなくていい理由を探す思考になりがちです。
「こう言ったら自分が悪く思われるんじゃないか」「ちゃんと伝えれるか心配」とネガティブになったり、「相手を嫌な気持ちにさせるからやめよう」「嫌われてしまうから、承諾しておこう」など行動をしなくいい理由づけをして、結果行動できなかったことになってしまう。

では、どうすればいいか？

いつも歯磨きをする時に「今日は下の右奥歯の内側から磨いて、次は外側で・・・」と考えならやっていますか？
多くの方は手順を考えずに自然とやっているでしょう。これは、歯磨きの習慣がついているためです。頭で考えなくても自然に身体がやってしまっています。
このように行動に思考が入らないようにすれば、いつも歯磨きをするかのように自然に行動ができるようになります。

そのための方法が、『シミュレーション』です。

それも細く鮮明に繰り返しシミュレーションすることです。
例えば、勉強会に参加して新しい友達を作るために初めての人に声をかける行動をするのであれば、勉強会に行ったら会場を見渡して、隣に誰か座っている席を見つけて座り、隣の人に「こんにちは」と声をかける。相手も挨拶で返してくれ、そこで相手が話しかけてこなければ、「どちらから来たんですか？」と声をかけて・・・。
というふうに行動のための状況を細かくイメージすることです。
そうすることで、次に何をするかがわかっていれば、思考が入らず自然に行動できるようになります。

そして、何度も何度もシミュレーションすることで、歯磨きの習慣のように自然に何も考えなくて行動できるようになります。

下記のリンクから動画でもお伝えしています。

いかがでしょうか？
モチベーションややる気が高くなくても、行動ができることをご理解いただけたでしょうか。
人はモチベーションだけでは、行動はできないし続きません。行動は続かないと意味をなしません。行動は継続させて、習慣化させることで本当の意味を成します。
是非、あなたの行動に移したいことをよくシミュレーションして、行動して下さね。

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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。